【ウィルソン バーン100S v4.0 2021 徹底インプレ】高弾道スピン!回転特化モデル「Sラケ」(Wilson Burn100S v4.0)

バーン100S v4.0
錦織圭選手をサポートしてきたBURNシリーズから久しぶりに新製品が発売!

回転を生み出す原理"スナップバック"を最大化、最速化するためのスピン・エフェクト・テクノロジーを搭載した回転特化モデル「Sラケ」×「BURN」

ラケットにパワーを求め、スピンもかけたい人をターゲットにしたバーン100Sはちゅう太も気になっていたので21年2月の発売日前から予約!
しかし、生産が追い付かず発売から約2ヶ月後の4月終わりにやっと我が家へ迎え入れることができました!

ちゅう太
待ちに待ったぞ~!

過去に錦織圭選手を支えていたバーン95CV v2.0圧倒的な球威が魅力のラケット!

本記事ではBURN100S v4.0を実使用、動画解析によるデータからしっかりレビューしていきます!

本記事でわかること!

  • ラケットデザイン
  • 搭載テクノロジー
  • ラケットスペック
  • ラケットの使用感
  • メリット・デメリット
  • どんな人におすすめか
  • Burn95 v2.0との比較
  • 他のラケットとの比較

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レポート

ラケット自体にパワーがあるのでボールをしっかり飛ばすことができ、なおかつスピンも鬼のようにかけることが可能!

引っ掛かり感が強く、スピンをかけているフィーリングを味わえます!
自然とボールの軌道が山なりになるのでネットミスは激減!
ただ、ボールの軌道が上がりすぎてちょっとしたオーバーアウトもしばしば…

ボールの打ち出し角度に慣れてくると深い球を自由自在に操ることができるラケットでした!

ちゅう太
シグナムプロのツイスター1.30を40pで張ってます。

ストリングの性能に左右されずラケットの性能を素直にインプレできるように テニススタディーでは毎回ツイスターを張って使用しています。
【シグナムプロ ツイスター 徹底インプレ】よく飛ばし、狙ったところにボールが落ちる(SIGNUM PRO TWISTER)

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スペック

✔長さ:27.00インチ
✔フェイスサイズ:100平方インチ
✔ウェイト:300g
✔バランス:320mm
✔フレーム厚:23.0~25.0mm
✔ストリングパターン:18x16

ちゅう太
横糸より縦糸の本数が多い!これにより高いスピン性能を生み出しているよ!

デザイン

バーン100S v4.0

待ちに待ったー!ようこそ、我が家へ!

バーン100S v4.0

トップからフレーム厚23.0/25.0/23.0mmという中央部をやや厚めに設計することで、純しなりを小さくし、ボールにパワーを伝えやすくしています!(デュアル・テーパー・ビーム)

バーン100S v4.0

耐久性に優れたマットコーティングで、個人的にはかなり好きなコスメ!

バーン100S v4.0

「Sラケ」最大の特徴である18x16の横糸より縦糸のほうが多いストリングパターンによりスピン性能を爆上げ!(スピン・エフェクト・テクノロジー)

また、インパクトの情報をより鮮明にするために衝撃吸収素材のCOUNTERVAIL(カウンターヴェイル)は今作は不採用!

ちゅう太
思い切った決断だね!

バーン100S v4.0

ラケット全体はブラックベースですが、トップのバンパーはオレンジ色!いいアクセントカラーになっているよ!

バーン100S v4.0

サービスでウィルソンの「DUO CONTROL」が張り上げられてやってきました!
4GラフNXTコントロールのハイブリッドで打ち応えも感じつつ伸びのある打球を打つことができました!

ただでさえラケット定価をお安くしているのに、特典ストリング付きとはかなり太っ腹です!!

打球感:打ち応えはあるがマイルドな打球感

BURNシリーズは個人的にボールの打ち応えが好きなのですが、バーン100S v4.0もしっかりとした打ち応えがあります!
それでいてストリングが大きくたわんでくれる感覚があり、硬そうなフレームのわりには打球感としてはマイルド!

ストリングのたわみ感があるのでホールド感を感じれますが、球離れも悪くなく、素早いスイングでもスピードロスする感覚はありませんでした。

もちろん引っ掛かり感もしっかり感じられますよ!

ただ、PWS搭載のバーンを使ってきた身としては、バーンらしいボールを潰す感覚が好きだったので今作はそれをあまり感じられず少しがっかり…

ボールの飛び:飛ぶ

ラケットにパワーがあるのでボールは結構よく飛んで行ってくれます!

ただ、ボールの軌道が山なりになりやすく、意識せずに打つとややオーバーのアウトが目立ちますスピン性能は良くボールとしてはしっかり落ちてくれるのですが、それでも少しアウトが気になりました。

この打ち出し角度に慣れてくればアウトは激減し、深いスピンボールを打ち続けやすかったです。

また、直線的なショットを打ちたいときはいつも以上に前に押し出すイメージが必要です

スピン性能:かかる!

さすが「Sラケ」。引っ掛かり感があり、スピンはかなりかかってくれます!

通常ならアウトになるはずであろう打ち出し角度の球も、ベースラインより手前でストンッと落ちてくれることが多く使用している自分自身が一番驚きました。

山なりのボールでしっかり落ちてくれるので、バウンド後の高さも出しやすいです!

球速:116.0km/h

フォアハンドの球速は116.0km/hでした。
これはフォアハンドストローク時の動画解析により算出した値です。

球速算出方法はこちらから。

ソニースマートセンサーの結果はこちら↓

総評

メリット

・高弾道スピン
・たわんで掴むホールド感
・コスパ最強

デメリット

・弾道と飛び感に癖あり
・バーンらしいボールを潰す感覚は控えめ
・フラットショットは少しコツがいる

実は初めて「Sラケ」を使ったのですがスピン性能の高さはさすがでしたね。

自然と山なりのボールになるので直線的なショットを打ちたいときはいつもより前に押し出すイメージが必要ですが、フラットショットもラケットのパワーアシストをしっかりもらうことができるので球威はありました!

でも、そこは割り切って高弾道スピンボールで相手をコートの外に追い出す戦い方がしっくり来たので、フラットショットよりもスピンボールで戦う人には是非とも使っていただきたいラケットです!

こんな人におすすめ

・スピンボールで攻めたい人
・ラケットにパワーとスピンを求める人
・ネットミスを減らしたい人

勝手に比べてみました

バーン95CV

錦織圭選手が世界で戦うために選んだバーン95CV

バーン95CVのほうがボールをがっつり潰していけるので球威は格別!
しかしフェイス面積95平方インチは扱いなれていないと不安になり、ディフェンス時には自分のテクニックが試されます

トータルの扱いやすさと山なり弾道の打ちやすさはバーン100Sボールの打ち応えと球威はバーン95CVが優秀です!

ウィルソン バーン95CVの記事はこちら。

SX300

SX300も山なりの弾道が打ちやすく、高いスピン性能が魅力的なラケット!
使用感としては結構似ているんじゃないかと!

バーン100Sのほうが打ち応えはわかりやすく、フラットショットもしっかり打ちこんでいけたのですが、SX300はややフラットショットの時に暴発感あり
しかし、スピンボールの球速を出しやすいのはSX300で、よりスピード感のあるテニスができます!

どちらもメーカーを代表するスピン系ラケットでスピン性能は甲乙つけがたいのですが、安定感のある球をしっかり打ちこんでいきたい人はバーン100S球速を重視したい人はSX300がしっくりくるのではと思います。

ダンロップ SX300の記事はこちら。

他のユーザーの声

実はこのBURN100Sはフォトコンテストの景品として、ロフィーさんにプレゼントしました。

ロフィーさんから嬉しい感想が届いています!
使用ガット:ツイスター 1.25mm
テンション:縦43P、横41P

長く押す感じのスイングやとめっちゃ打ちやすくて球も伸びて、ツイスターの打感もめっちゃ良い!
ボレーとかのアシスト力も意外とありました。
ダブルスの時使い勝手いいかも!

https://twitter.com/____Lofii____/status/1414583585160323078?s=20

フォトコンテストの結果はこちら!

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