PHANTOM F1

【プリンス ファントム F1 徹底インプレ】極上のフラットは好きですか?フラット専用(Prince PHANTOM F1)

PHANTOM F1

#フラットボール専用

プリンスの競技者向けのファントムシリーズにフラットボール専用ラケットが仲間入り!
フェイス面積98平方インチ、ストリングパターン 18×18のスペックに、空気抵抗を抑えながら面剛性を最大化するディンプルフレームを採用と、いかにも強そうなラケット。

メモ

フラット系スピードボールで勝負する攻撃型プレーヤーモデル。空気抵抗を抑えながら面剛性を最大限に向上させる新形状のディンプルフレームにTeXtreme x Twaron+ATSを搭載したCTS形状のフレームはボールにパワーを集中させスピードボールを生み出します。18×18の新ストリングパターンが好打球感とストリングスの高耐久を実現させます。

Princeの説明より

本記事ではファントムF1を実使用、動画解析によるデータからしっかりレビューしていきます!

本記事でわかること!

  • ラケットデザイン
  • 搭載テクノロジー
  • ラケットスペック
  • ラケットの使用感
  • メリット・デメリット
  • どんな人におすすめか
  • ファントム100との比較
  • 他のラケットとの比較

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レポート

フラット専用の謳い文句通り、フラットでしっかりボールを潰せ、スピード&伸びのあるボールを量産できるラケット!
フラット専用と言いつつ、スピン性能もそこまで低くない。

打球感はやや硬さがあり、ボールを潰している打ち応えがあります。
ラケットの剛性でボールを潰しているイメージ!
そこにわずかに感じられるしなり感が安心感をプラス。

スピン性能は高くなく、フラットで打った時はスピン量の少ない滑る打球になります。
スピンをかけるスイングでも、スピンがかかった打球が飛んでいきますが、やや制御が難しい。
そしてフラットの時のスピード感が強すぎて、スピン量を増やした時の失速感は否めませんでした。

厚い当たりを意識するとかなりうまくプレーできるラケットで、ファントム100より僕はお気に入り!

スペック

✔長さ:27.0インチ
✔フェイスサイズ:98平方インチ
✔ウェイト:305g
✔バランス:320mm
✔フレーム厚:24.5-22-21mm
✔ストリングパターン:18x18

デザイン

  • PHANTOM F1

ちゅう太
メタリックなネイビー×ホワイトのコントラストが非常におしゃれですね!
他のファントムはダークな印象が強かったですが、F1は明るさもプラスされ、スピードが出せそうなカラーリングですね!

ニューテクノロジー

ディンプルフレーム
ディンプルフレーム

打球感:やや硬め、ボールを潰している感触

やや硬め、ボールを潰している感触が強い打球感!
フレームの剛性が強く、フラットの時はガツンとボールを潰しレスポンスの良い打球感に!

スピンの時は打ち負け感がわずかに現れ、ボールにストリングを引っ掛けている感触に変化。

スロート部がわずかにしなるような感触があるので、脳筋ラケットではなさそう。
また、18×18のストリングパターンはどこか淡白さを感じました。

ボールの飛び:やや控えめ、フラットで伸びる

ボールの飛びはファントム100に比べ、控えめ。
ボールの飛距離出しにくいので、打ち出し角度さえおかしくなければ、コートに収まり続ける飛び感。

フラットの時のボールの推進力は素晴らしく、パワー、スピード、伸びすべてを兼ね備えた理想のフラットショットが可能!

弾道は直線的で、弾道を上げたときは、失速感があります。
飛びは控えめなので、スピンボールで飛距離を出すには、弾道を上げていくしかなさそう。

スピン性能:かかりはするが、制御しにくい

スピン性能は正直高くはありません。
フラットで打った時はスピン量の少ない滑る打球になります。

スピンをかけるスイングでは、スピンのかかったボールは飛んでいくものの、イメージより飛ばなかったり、球威が弱くなったりすることが時々ありました。

個人的にボールを潰しながらスピンをかけるイメージで打つと、コートに気持ちよく落ちる打球になりました!
僕は意外と好感触だったので、あまりスピンに苦戦することはなかったですが、私の友人はスピンが安定してないようでした。

球速:125.3km/h

フォアハンドの球速は125.3km/hでした。
これはフォアハンドストローク時の動画解析により算出した値です。

球速算出方法はこちらから↓

総評

メリット

・フラットが強化される
・ボールが潰しやすい
・振り抜きがかなり良い

デメリット

・スピンボールの制御が難しい
・飛びが控えめ
・好き嫌いがはっきりとする打球感

フラットボールの球威が気持ちいいくらい出せるラケット!
フラットで打ち抜きたいけど、中々打ち抜けずラリー戦になる自分でもエースが増えました!
フラットで打ち抜けないもどかしさを払拭してくれるので、使い慣れればかなり好きなラケットになりそう!

厚い当たりを意識するとフラットもスピンもちゃんと打ち分けられたので、個人的には高評価のラケット!
ただ友人が全く打球が安定していなかったので、かなり好き嫌いの分かれるラケットだと思います。

ちゅう太
YouTubeでインプレ動画を上げてらっしゃるフッキーさんもかなり良い球を打ってらっしゃいましたね!

こんな人におすすめ

・厚い当たりで攻め続ける人
・フラットで打ちぬけずもどかしさを感じている人
・自身のパワーをボールに余すことなく伝えたい人

勝手に比べてみました

同シリーズ:ファントム100 2021

ファントムシリーズの人気モデルファントム100との比較!
しなりを感じられるラケットで、使い勝手の良さと勝手にボールが飛んでいかない使用感で人気のモデルです!

ファントム100のほうが打ち方(フラット・スピン)にかかわらず、同じようなアシストをしてくれます。
また、スピンも安定してかけれるので、コントロールもしやすいです。
しなりもF1より強く、全てのショットを安心して打てました!

F1の魅力は なんといってもフラットショットのスピードとパワー!
スピンはファントム100より安定せず、また、失速感もあります。
ただ、厚い当たりでプレーする自分はF1のほうがいい球がいってました!

配球を重視する人はファントム100、厚い当たりでエースも量産したい人はF1がおすすめ!

プリンス ファントム100 2022の記事はこちら。

潰すスピン:BURN 95CV

BURN 95CVは潰して打つスピンで球威が出しやすいのが特徴で、フラットの球威もすさまじいです。

違いとしてはフラットの球筋が違います。

BURN 95CVのはボールをより潰して打て、スピンのかかりもGood!
フラット以外のときのスピンのかかりも良く、しっかり振り抜けれる人にはおすすめのラケットです!
安定してバコれるのはBURNかな!

F1はBURNより伸びるフラットが打てます!
スピン量はBURNほどかかりませんが、低弾道のスピードボールを打ち続けることができます。
しなりを活かしつつ、相手の打球をいなせるのはF1でした!

ウィルソン BURN 95CVの記事はこちら。

類似:ピュアストライクVS 2022

最もコントロールを重視した究極のピュアストライクVS
硬い打球感でボールを潰せる使用感はそっくり。

ピュアストライクVSとファントムF1の違いはしなり感フラットのアシスト感

ピュアストライクVSはしなり感が強く、打球感はマイルドになり暴発感も控えめ。
ファントムF1はボールを潰した後の弾きが強い印象!
なので、ピュアストライクはより安定感が高くファントムF1はフラットの球が伸びる使用感になっています。

ピュアストライクVSのほうがボールが飛ばない点では難しさがありますが、ファントムF1は強い弾きによるボールの制御に難しさがあります。
フラット主体で打つ方で、ファントムF1の暴発感が苦手な人は思い切ってピュアストライクVSに挑戦するのもあり!

バボラ ピュアストライクVSの記事はこちら。

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