プリンスの上級モデルであるファントム。
中でもファントム100XR-JはプリンスのO3(穴あき)タイプで、シャフト部は16.5mmという驚異的な薄さです。
とてもかっこいいラケットで、根強いファンがいるほど!

本記事ではファントム100XR-Jを実使用、動画解析によるデータからしっかりレビューしていきます!
本記事でわかること!
- ラケットデザイン
- 搭載テクノロジー
- ラケットスペック
- ラケットの使用感
- メリット・デメリット
- どんな人におすすめか
- 他のラケットとの比較
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レポート
ファントム100XR-Jはめちゃくちゃスイングしやすいです。
スイング時にヒューっと音がします。これがO3タイプの特徴ですね。
また、しっかりしなってくれますし、何よりスピンがめちゃくちゃかけやすいです。
スペックの割にはボールも飛ばしてくれます。
ただ面がぶれる感覚があり、暴発することがあるのがマイナスポイントです。

スペック
✔長さ:27.0インチ
✔フェイスサイズ:100平方インチ
✔ウェイト:310g
✔バランス:310mm
✔フレーム厚:16.5~20.0mm
✔ストリングパターン:16x18

デザイン

黒ベースで緑の差し色が本当にかっこいいですね!


薄い!薄いぞ!
またOポートをグロメットレスで搭載するNew Oポートのおかげで、打感をクリアにしスイングの力をダイレクトにボールに伝えることが可能!

高品質なテキストリームのロゴもドーンと表記。
また、スロート部のグロメットを2ピースにすることで、インパクト時の衝撃を抑える2ピーススロートも採用されています。

打球感:柔らかめ
打球感は意外ですが柔らかめです。
ボールをつかむ感覚が強く、しなりを強く感じます。
グロメットありのO3タイプよりは今回のグロメットレスO3タイプのほうがクリアな打感にはなってます。
ただO3に慣れていない方だとインパクト時の情報がぼける感覚やボールが抜ける感覚を持つと思います。
また、O3タイプはインパクト時にパワーロス感がありますね。
ボールの飛び:標準
ボールの飛びはトータルで見たら標準的です。
ラケットが激薄&穴あきなのでスイングがしやすく、高速スイングによりボールを遠くに飛ばすことが可能です。
ただ、ゆっくりとしたスイングでは飛びは控えめとなります。
スピン性能:かかる
スピンはめちゃくちゃかかります。
ボールの軌道を上げやすく、変化の激しいスピンボールを打つことが可能。
サーブもスライス・スピンサーブともに変化が激しく相手を崩すことができます。
球速:118.4km/h
フォアハンドの球速は118.4km/hでした。
これはフォアハンドストローク時の動画解析により算出した値です。
球速算出方法はこちらから↓ 続きを見る
【動画解析手法】スマートセンサーより正確!?ちゅう太流 球速算出法
ソニースマートセンサーの結果はこちら↓
総評
メリット
・スピンがかけやすい
・柔らかい打球感
デメリット
・重い
・O3の独特の打球感
・面ブレする
ちゅう太が長く愛用するラケット。
とてもスイングがしやすく、振り遅れによるミスは減ります。
また、しっかりボールをつかむ感覚を味わえ、スピンで緩急も付けやすいラケットです。
O3独特の打球感には慣れが必要で、面ブレもするので他のラケットからはシフトしにくい印象です。
こんな人におすすめ
・高速スイングで攻めたい人
・スピンによる緩急で攻めたい人
・ファントムのかっこよさに魅了された人

勝手に比べてみました
ファントムO3 100 2019
新作のファントムO3 100も発売されています。
面ブレ感が改善しカチッとしたフレームで安定感あるのは新作のファントムO3 100、柔らかさと反発力はファントム100 XR-Jですね。
新作のファントムO3 100の記事はこちら。 続きを見る
【プリンス ファントムO3 100 徹底インプレ】前作より面安定性が向上。高速スイングで攻める激薄ラケット(Prince Phantom O3 100)