プリンスから只者ならぬラケットが2021年7月に発売。
情報が解禁されたのは発売の約一か月前。情報解禁と共に全国のテニスオタクはこう思ったに違いない。
「絶対手に入れてやる!!」
いまさら言うことではないがちゅう太は自他ともに認めるきっすいのテニスオタク。
なんとしてでもこのラケットを入手したい。
みんな急げぇーーー!!!
俺はこれでラケットGETだ〜!
今年は年間100万円使わなくて良さそう♪ https://t.co/irftaVwqfP— ちゅう太@テニススタディ管理人 (@TennisFrom) June 18, 2021
さっそく、プリンス公式のプレゼントキャンペーンへ応募。
だがしかし、不安で眠れない日が続く…。
こういうところほんとビビりだな〜
プリンスさんのCHROMEプレゼントキャンペーンに応募してるのに…笑#プリンス #CHROME100 #ハイドロゲン pic.twitter.com/ILmG9dLKFw
— ちゅう太@テニススタディ管理人 (@TennisFrom) June 29, 2021
居ても立っても居られないちゅう太は、プレゼントキャンペーンの結果を待てず、購入。
¥38,500円で寝れるようになるのであれば、安いもんだ。
そして、なんと発売日にラケットが我が家へ!
よし、前置きは長くなったが世界一詳しくCHROME100(クローム100)を解明していこう!
本記事でわかること!
- CHROME100とは
- ラケットデザイン
- 搭載テクノロジー
- ラケットスペック
- ラケットの使用感
- メリット・デメリット
- どんな人におすすめか
- ビースト100との比較
- 他のラケットとの比較
クリックで読みたい箇所へジャンプ!
目次
CHOME100とは
メモ
Jhon.Isner選手も使用している人気のBEASTフレーム(日本バージョンとは異なるフレーム)にCHROMEの名にふさわしいデザインを載せた限定モデル。
振り抜きの良さと剛性の高いフレームがスピン性とコントロール性能を生み出します。
Princeの説明より
CHROMEは直訳でクロムめっきを施した金属の意味。
プリンスの中でも幅広い層に支持されているビーストシリーズの海外版にあたるフレーム!
そしてイタリアの人気ブランドハイドロゲン(HYDROGEN)の限定デザイン!
「ハイドロゲン(HYDROGEN)」は一歩先を行く燃料「水素」から名付けられています!

-
【プリンス×ハイドロゲン ビースト100 徹底インプレ】見た目だけじゃない!性能もデザインも最高にイケてるラケット(Prince×HYDROGEN BEAST100)
続きを見る
レポート
ザ黄金スペックのビースト100とは一味違う、さりげないパワーアシストと喰いつく打ち応えがあります。
自分からガッツリ打っていける人は、ラケットにパワーがありすぎるラケットよりボールにパワーを伝達できそう!
喰いつきがあるのでボールを潰していく感覚があり、コントロール性能も悪くない。
それなのに打球感は硬くなく、むしろやや柔らかめ。
飛び感も標準的で飛びすぎる心配はなく、しっかりコートに収めることができます。
どのショットも苦手な印象はなく、スイングに忠実な打球を実現してくれる万能さを感じました!
ただ、黄金スペック並みのラケットパワーと飛びはあまり期待しないほうがいいです。
ストリングの性能に左右されずラケットの性能を素直にインプレできるように テニススタディーでは毎回ツイスターを張って使用しています。 続きを見る
【シグナムプロ ツイスター 徹底インプレ】よく飛ばし、狙ったところにボールが落ちる(SIGNUM PRO TWISTER)
スペック
✔長さ:27.0インチ
✔フェイスサイズ:100平方インチ
✔ウェイト:300g
✔バランス:315mm
✔フレーム厚:24-26-23mm
✔ストリングパターン:16x19
ストリングパターン(実測値)
デザイン
ギンギラギンのラケット クローム100の全貌を写真多めでお届け!
PL(パワーレベル)とはプリンスさんが独自に算出しているラケットのパワーを数値化したもの。
数字が大きいほどパワーがある。
ちなみにビースト100(300g)のパワーレベルは1025。
開封の儀
ラケットのデザインを動画でどうぞ!
▼開封動画のツイート▼
ただ #CHROME100 を開封するだけの動画です!
ラケットの輝きよ伝われ!!
ちなみにいつも開封後はラケットを隅々まで見渡し、余韻に浸っています。
その後、上等なステンレスマグとコロンビア産コーヒー、フルーツ屋さんのフルーツサンドを購入し、自宅でひっそりと歓迎会をしました。 pic.twitter.com/kO4UvQBYqj
— ちゅう太@テニススタディ管理人 (@TennisFrom) July 8, 2021

テクノロジー
打球感:やや柔らかい
打球感はやや柔らかめ!
喰いつく打ち応えとボールを潰す感覚あり。
嫌な弾き感もなく、暴発感もありません。
さらに引っ掛かり感もあるため、ハードヒッターでも満足できる打球感でした!
爽快な弾きというよりはしっかりボールを捉えて飛ばす感覚が強いです。
ボールの飛び:標準
ボールの飛びは総合的には標準的だと思いましたが、黄金スペックのビースト100と思って打つと飛びはかなり抑えられています。
もちろん飛びすぎ感はなし。
パワーアシストが程よく、強すぎないからですね。
弾道の調整もしやすく、直線、山なりどちらも器用にこなせるラケットでした。
ビースト100に比べ、スピード感は控えめになっていました。
スピン性能:かかる
引っ掛かり感もあり、スピンはしっかりかけていけます!
喰いつくのでスピン量の調整もしやすく、スピンをかけてボールをコントロールしていけます!
厚く当てても、擦って当てても安定してスピンをかけていけます。
このような万能さがあるラケットは意外と多くないので重宝します。
球速:123.2km/h
フォアハンドの球速は123.2km/hでした。
これはフォアハンドストローク時の動画解析により算出した値です。
球速算出方法はこちらから↓ 続きを見る
【動画解析手法】スマートセンサーより正確!?ちゅう太流 球速算出法
クローム100はスマートセンサは未対応ぽかったですので、データはありません。
総評
メリット
・ボールが喰いつき、潰せる
・トータルバランス良し
デメリット
・想像よりパワーアシストは控えめ
・ちゃんとしたスイングが必要
しっかり自分から打ちこんで、ボールをコントロールできるラケットでちゅう太は好き!
全体的なまとまりが良く、見た目だけじゃなく性能の良さも評価できます!
ただ、ビースト100と同じ感覚で、飛びとパワーアシストを求めると、ややがっかりします。
クローム100は海外版ビースト100にあたるラケットということで、日本人よりパワーがある海外のプレイヤー向きのフレームであることを実感しましたね。
しっかり自分から打っていける人でしなり感はあまりいらないって人におすすめ!
こんな人におすすめ
・ボールを潰してコントロールしていきたい人
・全体の扱いやすさを求める人
・テニスコートで輝きたい人
ビースト100との比較
ビースト100とクローム100をスペック・テクノロジーと使用感で比較してみました。
スペック・テクノロジー比較
スペック・テクノロジーを比較しました。 相違点は赤字。
項目 | CHROME100 | BEAST100 |
長さ | 27inch | 27inch |
フェイスサイズ | 100inch2 | 100inch2 |
ウェイト | 300g | 300g |
バランス | 315mm | 320mm |
フレーム厚 | 24-26-23mm | 24-26-23mm |
ストリングパターン | 16×19 | 16×19 |
スイングウェイト | 290 | 285 |
パワーレベル | 1000 | 1025 |
テクノロジー | ATSなし | ATSあり |
クローム100はビースト100に比べバランスポイントが5mm手元に設計。
クローム100がスイングウェイトが大きくなり、パワーレベルは下がっている。
ラケット上部の剛性を増すテクノロジーのATSの有無も大きな違いだ!
使用感の比較
圧倒的にボールの飛びとパワーアシストがあるのがビースト100!
ただ、クローム100に比べればやや暴発感があり、球の制御が難しかった。
しっかりとボールを潰して自分のパワーでコントロールできるクローム100!
ビースト100に比べれば控えめなパワーアシストだが、しっかり振り抜いた時の安心感が高い。
万能ラケットであることは共通で
パワーで押し切るビースト100、安定性を高めたクローム100。
その他気になったことはビースト100のほうが空洞感があるラケットでインパクト時の微振動が多く、クローム100はビースト100より中身が詰まっている使用感でした。 続きを見る
【プリンス×ハイドロゲン ビースト100 徹底インプレ】見た目だけじゃない!性能もデザインも最高にイケてるラケット(Prince×HYDROGEN BEAST100)
勝手に比べてみました
ファントム100
実はビースト100よりファントム100に使用感が近いと感じました。
ボールの飛び感とコントロール性、スピンのかけやすさなどは結構近い。
大きな違いはしなり感!
ファントム100のほうがしなり感があり、しなりを活かしたショットのキレは抜群!打球感も心地よい!
クローム100はより剛性を感じ、しっかりボールにパワーを伝えている感が強い!
しなり感と剛性感のお好きな方をどうぞ!
プリンス ファントム100 2019の記事はこちら。 続きを見る
【プリンス ファントム100 徹底インプレ】安定感強めの万能競技者ラケット(Prince Phantom100)
ラジカルMP 2021
オレンジをイメージカラーとし万能ラケットでおなじみのラジカルMP。
ラジカルはMPは2021年Verからウェイトを5g重くした新スペックにより、ボールに打ち負ける感覚が改善され、完成度の高さに磨きをかけることに!
ラジカルMPのほうがパワーアシストが強く、ややスピン性能も高めの使用感!
ただ、たまにラケットの剛性感をもろに感じる打球感があるところが不満点。
対してクローム100はラジカルMPに比べ落ち着いた使用感で、コントロール性能の高さが光ります。
安心感のある打球感もGood!
クローム100でパワーがもっと欲しいなら、ラジカルMP試してみるといいでしょう!
ヘッド ラジカルMP 2021の記事はこちら。 続きを見る
【ヘッド ラジカルMP 2021 徹底インプレ】さらに高まる完成度!前作の打ち負ける感覚が改善(Head Radical MP 2021)

-
【2021年完全最新版】テニスラケットおすすめランキング5! <年間購入額100万円超え>
続きを見る