海外のHYDROGEN公式サイトに突如現れたランダム。
Prince by Hydrogenのコラボ商品でデザインに一目惚れし購入。
公式サイトの情報を読むと、おそらく中身は海外版ビースト!
同じくPrince by Hydrogenのコラボとして登場したCHOME100と同じフレームだろう。

やはり中身は海外仕様のBEAST100(300g)でした!
本記事ではランダム 300gを徹底レビューしていきます!
本記事でわかること!
- RANDOMとは
- ラケットデザイン
- 搭載テクノロジー
- ラケットスペック
- ラケットの使用感
- メリット・デメリット
- どんな人におすすめか
- ビースト100との比較
- 他のラケットとの比較
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目次
RANDOMとは
RANDOM
プリンスとハイドロゲンの共同ブランドプロジェクト「Prince by Hydrogen」から生まれた限定ラケット。
フレームグラフィックは、アメリカ国旗の色からインスピレーションを得ています。
・モダンで快適なラケットを求める中上級者向けのフレーム
・衝撃吸収、コントロールを向上させたTeXtreme × Twaron
・高速スイング時に完璧なコントロールとフィーリングを提供
・16×19のストリングパターンで加速しやすく、パワーショットに必要とされるスピンを提供
・ネットプレーでは高速で快適な打球を、サーブではスピン・正確さ・パワーを提供
・TeXtremeは今までにない安定性とウィナーに必要なコントロール・正確さ・パワーを提供
「ハイドロゲン(HYDROGEN)」は一歩先を行く燃料「水素」から名付けられています!
レポート
ポイント
・見た目に反して総合力高めのバランス型ラケット
・厚ラケの中では柔らかい打球感
・ボールを潰してパワーを伝えれる
・スピンでの弾道の調整が容易
・厚ラケにしては控えめな飛び
スペック
✔長さ:27.0インチ
✔フェイスサイズ:100平方インチ
✔ウェイト:300g
✔バランス:315mm
✔フレーム厚:24-26-23mm
✔ストリングパターン:16x19
ストリングパターン(実測値)
デザイン
アメリカ国旗の色からインスピレーションを得てデザインされたフレーム。
PL(パワーレベル)とはプリンスが独自に算出しているラケットのパワーを数値化したもの。
数字が大きいほどパワーがある。
ちなみにビースト100(300g)のパワーレベルは1025。

テクノロジー
打球感:厚ラケの割に柔らかい
打球感はやや柔らかめ!
厚ラケの中ではかなり柔らかさを感じます!
パワーアシストはあるラケットなのですが、ボールを弾きすぎず暴発感は抑えられています。
さらに引っ掛かり感もあり、安心感の高い使用感に!
弾きの良さをウリにしている日本版ビーストよりはボールが喰らいつく感覚が強いです。
不快な微振動も日本版ビーストよりは控えめかな!
ボールの飛び:標準的、しっかり打って飛ばす
ラケットが勝手にボールを飛ばすというよりは自分からパワーを伝えてボールを飛ばせるラケット!
ボールの飛びは黄金スペックのラケットよりは控えめ。
日本版ビースト100よりも飛ばないので、日本ビーストと同じような感覚で試してみると少ししんどさがあります。
弾道の調整はやりやすく、ラケットの見た目に反して万能さがある印象。
直線、山なりどちらも打ちやすく、使い手を選ばないラケットだと思います。
スピン性能:かかる
引っ掛かり感もあり、スピンはしっかりかけていけます!
厚く当てても、擦って当てても安定してスピンをかけていけます!
しかし、スピン量が多いかというと普通~やや多いくらい。
他のスピンをウリにしているラケットよりはスピン量は控えめですが、ボールは浅くならず私は好きでした。
スピン量の調整もやりやすい部類に入るので、不満は少ないです!
総評
メリット
・スピンをかけて弾道調整も容易
・トータルバランス良し
デメリット
・ちゃんとしたスイングが必要
・入手困難
ラケットの見た目からは想像できないほど、真面目な使用感!
総合力が高く、初めてラケット使ったときも大きな調整は必要なく、すぐ慣れました。
日本版ビーストと同じ感覚で使うと、ボールの飛ばしにくさはありますが、しっかり振っても暴発しないので私はランダムの方が好きです!
日本人よりパワーがある海外のプレイヤー向きのフレームであることを実感しましたね。
こんな人におすすめ
・ボールを潰してコントロールしていきたい人
・全体の扱いやすさを求める人
・他の人とかぶりにくいラケットが良い人
ビースト100との比較
日本版ビースト100 2022とランダムをスペック・テクノロジーと使用感で比較してみました。
スペック・テクノロジー比較
スペック・テクノロジーを比較しました。 相違点は赤字。
項目 | RANDOM | BEAST100 2022 |
長さ | 27inch | 27inch |
フェイスサイズ | 100inch2 | 100inch2 |
ウェイト | 300g | 300g |
バランス | 315mm | 320mm |
フレーム厚 | 24-26-23mm | 24-26-23mm |
ストリングパターン | 16×19 | 16×19 |
スイングウェイト | 290 | 285 |
パワーレベル | 1000 | 1025 |
テクノロジー ※テキストリーム×トワロンは共通 | ATSなし PVSなし | ATSあり PVSあり |
ランダムはビースト100に比べバランスポイントが5mm手元に設計。
ランダムがスイングウェイトが大きくなり、パワーレベルは下がっている。
ラケット上部の剛性を増すテクノロジーのATS、打球時の衝撃・振動を吸収するPVSの有無も違うね。
使用感の比較
ボールの弾き感、飛びが強いのは日本版ビースト!
ただ、ランダムよりはやや暴発感があり。
ハードヒットした時のボールの潰し感、安心感はランダムがいい!
しっかり振り抜いた時の安心感が高いので、自分はランダムの方が力強い打球は飛んでました!
ただ、スピード感は日本ビーストにはやや負けてます。
万能ラケットであることは共通で 続きを見る
スピードで押し切る日本ビースト100、安定してボールをバコれるランダム!
【プリンス ビースト100 2022 徹底インプレ】より快適になって新登場!コントロール系 黄金スペック(Prince BEAST100)
勝手に比べてみました
+スピード:EZONE100 2022
ヨネックスの万能ラケットで人気の高いEZONE100!
気持ちよいほどのボールの飛びとそれをコントロールできる扱いやすさが特徴です!
EZONEのほうがボールは良く飛びます!
直線的に打った時のボールのスピード感はエースを量産できるほど!
ランダムと違い、ねっとりとしたホールド感があるのが特徴!
対してランダムはEZONEよりボールを潰している感覚が強く、球威はありそう!
ボールを潰せるので、食らいつく感覚があります。
EZONEほどボールのスピード、飛びはありませんが、落ち着いた飛びによる安定感はいいね!
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