ヘッドのスピン系ラケットのエクストリームシリーズ。
2021年のウィンブルドンでイタリア勢初の決勝進出を成し遂げたベレッティーニ選手や、大注目の若手イケメンのムゼッティ選手が愛用するシリーズで注目度はかなり高め。
そしてちゅう太がデザインが好きになれなくてなかなか手を出せなかったラケット…。
しかし、巷でエクストリームツアーの評価があまりにも良いので、いつもヘッドならMPを使っていたちゅう太も今回ばかりはツアーを使ってみました。

とてもかっこいい。絶対売れます!
https://twitter.com/head_tennis/status/1415328071029252099?s=20
本記事ではエクストリームツアー 2020を実使用、動画解析によるデータからしっかりレビューしていきます!
実はエクストリームツアーは年間ラケット購入金額100万円超えのちゅう太が本気で選ぶおすすめラケットランキングにもランクイン! 続きを見る
【2021年完全最新版】テニスラケットおすすめランキング5! <年間購入額100万円超え>
本記事でわかること!
- ラケットデザイン
- 搭載テクノロジー
- ラケットスペック
- ラケットの使用感
- メリット・デメリット
- どんな人におすすめか
- 他のラケットとの比較
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レポート
ボールもしっかり飛ばすし、スピンもかけやすいし、程よいパワーアシストもあるラケットでした。
扱いやすいフレームでボールのコントロール性能も良し!
打球感も硬くなく、マイルド!
すべてワンランク上のプレーができる使用感なので欠点が見つからない…。
1つ欠点を挙げるとしたらインパクト時の微振動が多いことでしょうか。よい振動止め見つければ解決しそうです(笑)

ストリングの性能に左右されずラケットの性能を素直にインプレできるように テニススタディーでは毎回ツイスターを張って使用しています。
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【シグナムプロ ツイスター 徹底インプレ】よく飛ばし、狙ったところにボールが落ちる(SIGNUM PRO TWISTER)
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スペック
✔長さ:27.0インチ
✔フェイスサイズ:98平方インチ
✔ウェイト:305g
✔バランス:315mm
✔フレーム厚:21~23mm
✔ストリングパターン:16x19
デザイン

正直ネットで画像を見たときあんまカッコよくないな…って思いました。(個人的な意見です!)
ただ実物を生で見てみると洗練された形と色使いで非常にオシャレな印象でした!気分上がります!!

サイドにはエクストリーム(EXTREME)の文字が!

エクストリームにもちゃんとスロート部にグラフィン360+テクノロジーのロゴがあります!
また、よりスピンラケットとしての特徴を持たせるためにスピンシャフトも採用!

また、ストリングの間隔を広げることでさらにスピンがかかりやすい設計に!

打球感:柔らかい
スピン系ラケットとは思えないほどの柔らかい打球感。
ガットがたわむホールド感と引っ掛かり感でボールが抜ける感覚はなし。
あっさりとした反発感もあります!
フレームの硬さはそこまで感じなかったのですが、やや微振動が多いかな?
中身の詰まった打球感というより、空洞感のある打球感より。
ボールの飛び:そこそこ飛ぶ
ボールは普通に飛びます!
さらに暴発感がない飛び感で、コントロールしやすい!
あっさりとした反発感も相まって、ボールにスピードも出しやすいです!
弾道も持ち上げやすいのですが、意外と直線的な低弾道の打球もいけちゃいます。
すばらしい。
スピン性能:かけやすい
優しい引っ掛かり感もありスピンもかけれます。スピン量の調整、弾道の調整もやりやすく、さすがスピン系ラケット!
ここまで自由自在なスピン性能はかなり使っていて面白い。
ボールを潰してスピンをかけるイメージではなく、ボールをガットで包み込んでスピンをかけるイメージでした!
球速:129.0km/h
フォアハンドの球速は129.0km/hでした。
これはフォアハンドストローク時の動画解析により算出した値です。
球速算出方法はこちらから↓ 続きを見る
【動画解析手法】スマートセンサーより正確!?ちゅう太流 球速算出法
ソニースマートセンサーの結果はこちら↓
総評
メリット
・高いスピン性能
・スピードとコントロールの両立
デメリット
・微振動多い
柔らかい打球感でスピン、スピード、コントロールすべて良し!本当に使いやすいラケットでした!
デザインが好きになれず、なかなか使おうとならなかったことが悔やまれるくらい!
ゴリゴリのハードヒッターはボールを潰してしばく感覚がほぼないので物足りなさを感じるかも。
タッチ系ショットも豊富に使い多彩なプレーをする人向きかな!
ただ、デザインの好き嫌いは大きく分かれるはず…!
こんな人におすすめ
・多彩なプレーをする人
・安定してスピードボールを打ちたい人
・柔らかい打球感が良い人
勝手に比べてみました
ラジカルMP
ラジカルMPも全体的な完成度が高く、オールラウンドにプレーしやすいラケット!
スピードボールもスピンも良いのでエクストリームツアーのライバルとなりうるラケット。
ラジカルのほうがフレームのしっかり感によるパワーアシストが強く、ボールを潰したスピードボールが打ちやすい印象。
ラジカルの打球感を硬いと感じる人も多く、その人にはエクストリームのほうが柔らかさを感じれてよいかも!スピン性能もややエクストリームが優秀!
ヘッド ラジカルMPの記事はこちら。 続きを見る
【ヘッド ラジカルMP 2021 徹底インプレ】さらに高まる完成度!前作の打ち負ける感覚が改善(Head Radical MP 2021)
ブレード98v7.0 2019
ボールをしっかり飛ばし、スピード、スピンに優れるブレード。
エクストリームツアーとフェイス面積も同じでボールの飛び感、スピン性能が似てると感じました。
ただ、ブレードはしなる感覚が強く、しなりを活かしきれた時のボールスピードとスピン量はエクストリームツアーの比ではありません。
しっかり自分から打っていける人はブレードのほうが攻撃的なテニスができます!
しなり感が苦手、もしくは守りもしっかり行いたい人はエクストリームツアーで!
ウィルソン ブレード98V7.0 2019の記事はこちら。 続きを見る
【ウィルソン ブレード V7.0 2019 徹底インプレ】しなりによる高次元ショットを実現(Wilson_Blade98 V7.0 16×19)
スピードUP:BOOM PRO
エクストリームツアーと同じく高い完成度で好評なBOOM PRO!
BOOM PROはボールを潰している感覚があり、ボールのスピード感でエクストリームツアーを圧倒!
スピン性能はエクストリームツアーには負けてしまいますが、特別悪すぎるわけではありません!
弾きとしなり両方を感じることができ、ハードヒッターが好きそうな打球感だと思います。
エクストリームツアーはしなやかな打球感でBOOM PROより簡単にボールを飛ばしていけます!
さらにBOOM PROよりスピン性能が高く、弾道も上げやすいラケットです!
やや打球感に微振動が多いのが欠点です。
山なりの打球を多用する人はエクストリームツアー、スピードボールで攻めていきたい人はBOOM PROがおすすめ!
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