2021年、ついにブレードシリーズの新作が発売!
今作のブレードはデザインも先進的で、また、価格も前作よりも低価格に!
さらに、環境に配慮したグロメットを使用するなど、今作も大変大注目なラケットとなっています。
今回はブレードシリーズでよりコアなファンに人気の18×20をインプレしていきます!

本記事でわかること!
- ラケットの使用感
- ラケットのデザイン
- 搭載テクノロジー
- ラケットスペック
- メリット・デメリット
- どんな人におすすめか
- 16×19との比較
- 他のラケットとの比較
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レポート
しなりだけではなく、ボールをとらえる感覚をしっかり感じ取れるラケット!
自分でボールをコントロールしているフィーリングを味わえます。
ラケット自体に雑なアシストがなく、良くも悪くも自分のプレーを正確に表現してくれます。
スピンのかかりも16×19より控えめで、ボールが少し伸びてアウトすることもしばしばありました。
中・上級者向けの使用感ですが、使いこなせた時の打球の安定感とフィーリングの心地よさはウィルソンのプロスタッフシリーズと双璧をなすほど素晴らしいラケットでした。

スペック
✔長さ:27.0インチ
✔フェイスサイズ:98平方インチ
✔ウェイト:305g
✔バランス:320mm
✔フレーム厚:21mm
✔ストリングパターン:18x20
ストリングパターン(実測値)
デザイン
ブレードV8は角度によってカラーを変える「カラーシフティングデザイン」を採用!
メタリックなグリーンが非常にかっこいい!

ニューテクノロジー
今作はグロメットとエンドキャップには地球にやさしい植物由来のプラスチック(分解が可能なプラスチック)を採用!
ウィルソンはこれまでに再生可能木材から作られた紙パックにテニスボールを梱包するなど、環境にも配慮した取り組みを実施していますね。
打球感:標準、インパクトの情報多め
しなりがあり、ややマイルドよりな標準的な硬さ。
16×19よりは柔らかく感じます!
しなり感は16×19と同様にしっかりと感じれますが、引っ掛かり感はやや控えめに。
しかし、インパクト時の情報をより感じ取ることができます!
プロスタッフシリーズの打球感が好きな人もハマる打球感に近くなったと思います!
ボールの飛び:飛ばせる
ブレードらしくしなりをいかしてボールを飛ばせます。
16×19よりもスピン量が控えめになった分、オーバーのアウトはちらほら出てしまいましたが、飛び感としては強すぎず、スイングに忠実な飛びを実現してくれます!
弾道は直線的な球種が打ちやすくなった印象!
スピード感はやや16×19に劣るものの、打球の伸びは出しやすくなってます。
スピン性能:普通
スピン性能は正直言って普通です。
16×19の素晴らしいスピン性能に比べれば見劣りするものの、自然なスピンはかかってくれます。
スピンのアシスト感も控えめになった分、「想定よりスピンがかかりすぎて浅くなった」ということはなくなったので、改めてコントロールのしやすさを実感できました。
球速:122.3km/h
フォアハンドの球速は122.3km/hでした。
これはフォアハンドストローク時の動画解析により算出した値です。
球速算出方法はこちらから↓ 続きを見る
【動画解析手法】スマートセンサーより正確!?ちゅう太流 球速算出法
総評
メリット
・自分のプレーを忠実に再現可
・インパクト時の情報量多め
デメリット
・アシストは乏しい
・16×19より控えめなスピン性能
初めてブレードシリーズの18×20を使いましたが、ブレードらしいしなりによる安心感とインパクトの情報が手にしっかり伝わってくる打球感が合いまり、ボールをコントロールしている感覚は強めでした!
ミスする球も、インパクトの時に「あ、これはアウトかな」と事前に察知することができるほど、、、(笑)
個人的にはスピード感と高いスピン性能が魅力の16×19のほうがパワー不足の自分には合っているのかなと思いました。
より玄人向けに仕上がった作品です!
こんな人におすすめ
・厚く当ててボールをコントロールしたい人
・ラケットにアシストを求めない人
・自身の技量を再現するラケットが欲しい人
勝手に比べてみました
ブレード98 V8.0 16×19
16×19Verとの比較です。
先に行っておきますが、ラケットに多少アシストを求める自分は16×19のほうが好きな使用感でした。
16×19はボールの飛びだしが若干良くなり、スピード感とスピン性能は高めな印象!
山なりの弾道も打ちやすく、ブレードの中では人気のモデル!
対して18×20はインパクト時の情報がより多く感じられ、また、16×19よりもアシスト感がなくなり、自信に忠実な打球を再現可能!
厚く当てて直線的な弾道のボールが打ちやすい!
16×19よりもスピンのかかりは控えめなので、同じようにスイングすると若干ボールが伸びていく感覚があります。
しっかり自分からラケットを振っていける人で
パワー、スピンともにラケットに少しアシストを求めるなら16×19、自身のプレーに自信がありラケットは自分のプレーを再現してくれれば良いという考えの人は18×20をおすすめします!
プロスタッフシリーズを使っている人は18×20のフィーリングのほうがしっくりくると思います!
ウィルソン ブレード98 V8.0 16×19の記事はこちら。 続きを見る
2021年新作【ウィルソン ブレード98 V8.0 16×19 徹底インプレ】己のプレーを忠実に再現!しなりが武器の大人気のシリーズ(Wilson Blade98 V8.0 16×19)
エレベート2020
フェイスサイズ、ウェイト、バランスが同じで、フレーム厚さも近いダイアデムのエレベート。
エレベートはストリングパターンが16×20とブレードより縦糸が2本少なくなっています。
使用感の違いとして
エレベートはブレードよりもしなり感が控えめな分、剛性感が感じられ、ボールがより伸びます!
ボールを潰していく感覚はエレベートのほうが強く、またスピンのアシストもやや上です!
ブレードのほうが安定的なしなりを感じ取ることができ、柔らかいフィーリングとなっています。
球威を求めるならエレベート、フィーリング重視ならブレードがハマりそう!
どちらも決して簡単に使いこなせるラケットではないということだけは事前にお伝えしておきます!
ダイアデム エレベートの記事はこちら。 続きを見る
【ダイアデム エレベート 2020 徹底インプレ】半端ないボールの伸び。プロがこだわり抜いた質の高いラケット(Diadem Elevate 2020)